IT音痴のアラカン女子、なおじです。
遅まきながらWebライターを目指しています。
今日はわたしがその第一歩として選んで読んだ本のご紹介です。
わたしが最初にWebライティングの仕事に興味を持ったのは2022年8月初旬のことでした。
あるオフ会で「最近Webライターを始めまして」という若者がいました。
聞くと20件応募しそのうち返事があったのは4件。
そこからテストライティングを経て結局もらえた仕事はたったの2件だったとのこと。
うわぁ果てしないなーと気が遠くなっていたら
「面白いですよ」
「きっと向いてますよ、なおじさん」
とわたしのことなんか何も知らないくせに人懐っこい笑顔で無責任に勧めてきます。
うっかりその気になって注文したのがこの本でした。
【世界一やさしいWebライティングの教科書1年生】
この本を選んだのは前にリベ大の学長が動画の中で話題にされていたからです。
ピンクの表紙がいかにも初心者向けといった雰囲気で印象に残っていました。
本の目次は下のとおり。
1時限目 ライティング前の7つのチェックポイント
2時限目 ライティングのテクニック(基礎編)〜わかりやすく書く〜
3時限目 ライティングのテクニック(実践編)〜伝わりやすく書く〜
4時限目 Webライティングの構成と見出し
5時限目 キャッチコピーを極める
6時限目 仕事をスムーズに進めるためのメール活用術
特別授業 先輩ライターに聞く、稼げるライターになるための秘訣とは?
この本の中から素人が読んで興味深かった2点についてご紹介します。
その1
1時限目 ライティング前の7つのチェックポイント
ライティングの基本と心構えが書かれています。
最初にすることがターゲットを明確にすることなのだそうです。
ターゲットを明確にしないと読んだ人が自分ごととして受け取ってくれず結局誰にも興味を持ってもらえない文章になってしまいます。
- ターゲットを明確にしてターゲットの気持ちを想像しよう
- ターゲットの必要な情報に絞り込もう
- 多くの情報を届けることはときに読者にとって迷惑になる場合もある
といったポイントが挙げられていました。
直接関係はありませんが、以前救命講習会で教わったことを思い出しました。
傷病者の応急措置を行う場面で周りを取り囲む人たちに協力を求めるとします。
その際気を付けることは「あなたは119番通報を」「あなたはAEDを持ってきてください」と相手を決めて伝えるということだというのです。
「誰か◯◯してください」という呼びかけは結局誰も動かすことができない恐れがある。
「あなたに話しかけています」とわかってもらうことが大切なのですね。
その2
4時限目 Webライティングの構成と見出し
相手の気持ちを動かすための構成について述べられています。
いろいろな方法がありますがここでは二つご紹介します。
PASONAの法則
P問題提起(こんなことで困ってませんか)
Aあぶりだし(問題提起したことを具体的詳細に・そうそうそんなことで困ってると読者の共感を高める)
S O解決策提(こんなによい商品があるんだこんなによい方法があるんだと説得・これなら自分の困りことを解決できると納得させる)
N絞り込み(限定感特別感を出しこれに決めたと感じさせる)
A行動(目的に合った行動につなげる)
AIDCAの法則
A注目(商品のよい点や得られるよい効果を書いて読者に注目させる)
I 興味(商品やサービスのよさを伝えさらに興味をもたせる)
D欲求(商品の具体的な説明を書いてこの商品はいいほしいと強く思わせる)
C確信(お客様の声や第三者の評価客観的なデータなどを提示することで購入に対する不安を取り除き自分の選択は間違がっていないと確信させる)
A行動(目的に合った行動につなげる)
自分で考えて決めていたつもりだったあんなことやこんなことは実は自分の意思ではなくうまく誘導されていただけなのかもしれません。
もちろん読者にとってもありがたい法則であることはわかっています。
おかげでスムーズに悩みを解決できるし次のステップへ進むことができるのですから。
でもちょっと悔しくもある現実でした。
前に知り合いの経営者の方がこんなことをおっしゃっていました。
「自分は街を歩くときついつい広告を見ながら歩く。この広告の向こうにはこういう広告があるんじゃないかな?と考えながら歩く。そしてその先に想像したとおりのものがあったらとても気持ちがいい」
操られたりせず自分で決定権を持てるのはこういう人なのでしょう。
まぁしかし、ぼーっと歩いていてもよいのです。
本の最後には先輩ライターのインタビューが載っています。
成功されている方ばかりなので良いことしか書いてありませんが、やる気を引き出してもらえます。
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